旧○○だった東京都庭園美術館へ行ってきたレビュー

2018年9月1日お散歩

東京都庭園美術館

 いつか行こう行こうと思いながら、なかなか行けなかった目黒区白金台にある東京都庭園美術館に行ってきました。

 「へー、そうなんだ」と結構タメになりおもしろかったです。美術館内の建物が○○だったとは知りませんでした。

  今回は、東京都庭園美術館についてご紹介します。

 

東京都庭園美術館とは

 東京都庭園美術館は、宮家の邸宅(朝香宮)がそのまま美術館として公開されています。アール・デコ様式で贅をつくして作られた素敵な邸宅は見ごたがあります。

 室内装飾家兼デザイナーのアンリ・ラパンやルネ・ラリックをはじめ5人の著名なフランス人が建築に参加。

 香水搭、正面玄関ガラスリーフ扉、大客室・多食堂のシャンデリアや壁画レリーフ等、一見の価値ありです。

 邸宅前には芝庭・日本庭園・西洋庭園があり、あふれる緑の中きもちよく散歩も楽しめます。庭園のみ200円で入れるのでピクニックしている小さなお子さんを連れた家族も2~3組ほどいました。

 わたしも持って行ったおにぎりをベンチで食べてゆっくりしました。高速道路の音が聞こえない静かな芝庭がおすすめです。

 

なぜ建物はアール・デコ様式なのか?

 王子のフランスでの事故がきっかけ

 いきなりですがクイズです。なぜ旧朝香宮邸はアール・デコ様式で建てられたのでしょうか。

 こちらの旧宮家邸宅の主、鳩彦(やすひこ)王子は軍事研究のためにヨーロッパへ留学していました。そして不運にもフランスで交通事故にあい大怪我を負います。帰国できずパリで長期療養することになり、妻の允子(のぶご)妃も看病のため渡仏します。

 夫婦滞在中のパリは『アール・デコ博覧会』が開催されるなど、時はアール・デコ真っ盛り。

 こちらの博覧会に感化された夫妻は、著名なフランス人に設計を依頼しアール・デコ様式の邸宅を建てたというわけなんです。

 王子がフランスで事故にあって足止めされなければ、現在の庭園美術館は存在しなかったかもしれませんね。

アール・デコとは

 そもそもアール・デコとは?アール・ヌーボーもあるけどどう違うんだろう。実は私も良く分からなかったので調べてみました。

実用的で単純・直線的なデザイン

1910年代から30年代にかけて、パリを中心に西欧で栄えた装飾様式。それ以前のアールヌーボーが曲線を主とするのに対し、現代都市生活に適した実用的で単純・直線的なデザインを特徴とする。1925年様式ともいう。(大辞林第三版)

 なお、東京都庭園美術館でもらったパンフレットによるとアール・デコは略称だそうです。

1925年の4月-11月にかけてパリで開催された「現代装飾美術・産業美術博覧会(L’Exposition Internationale des Arts Decoratifset industriels Modernes)」の略称を由来する名称であり、1925年様式(LESTYLE 1925)ともいわれています。

 

 アール・デコについてざっくりお分かりになりましたでしょうか。わたしは、直線的なアール・デコ曲線的なアールヌーボーの方が、より好きだということが判明していまいました(笑)

 

 旧朝香宮邸には、アール・デコの特徴である円やジグザク模様などの幾何学模様が随所に見られましたので意識して探してみて下さい。幾何学模様のモザイクタイル床も素敵でした。

 

東京都庭園美術館玄関
玄関:反射するガラスレリーフ扉は必見
東京都庭園美術館 階段
2Fプライベートルームに続く建物中央にある階段
バスルーム
バスルーム

 

旧朝香宮邸の変遷が興味深い

 吉田茂首相の元官邸

 1993年に建てられた旧朝香宮邸は、1947年の皇籍離脱で一旦幕を閉じます。

 その後、なんと吉田茂が外相・首相公邸としてこちらの旧宮家邸宅を使用(1947-1954)。

 その後は赤坂迎賓館改装前まで国賓・公賓をおもてなしするために『白金迎賓館』(1955-1974)として使用されます。

 1983年から東京都庭園美術館となり一般公開されています。

 こちらの立派な建物は、宮家邸宅→首相公邸→迎賓館→美術館と移り変わってきたんですね。朝香宮の方たちは皇籍離脱し、その後一般人としてどのような生涯を送ったのでしょうか。興味深いですね。

 

東京都庭園美術館 書斎
書斎:吉田茂が執務室として使用していた

カフェ庭園(Cafe TEIEN)

 東京庭園美術館新館1Fミュージアムショップの先に素敵なカフェがあります。美術品観賞後のほどよい疲れにパティシエが作る本格スイーツを堪能してみてはいかがでしょうか。

 ガラス張りの店内からみどり溢れる庭園が見渡せます。禁煙なのもうれしい。

※利用には展覧会のチケットが必要です。

営業時間:10:00~18:00
電話:03-6721-6067

カフェ庭園(Cafe TEIEN)公式サイトはこちら

 

庭園美術館内のカフェ

 

デュ パルク(Du Parc)

 デュ パルクは東京庭園美術館正門横にあるレストラン。みどりを眺めながら季節のフレンチが楽しめます。南青山のフランス料理の老舗、ロアラブッシュの姉妹店。

 こちらで優雅なランチはいかがでしょうか。

※美術館チケットがなくても利用できます。

営業時間(11:00~22:00)
ランチ  11:00~14:00 
カフェ  14:00~17:00 
ディナー 17:00~20:00

定休日:毎月第2、第4水曜日 
※美術館休館日に準ずる

電話:03-6456-4929
デュ パルク公式サイト

 

東京都庭園美術館への行き方

 庭園美術館はプラチナ通りで知られる目黒の高級エリア白金台にあります。以下2つの最寄り駅から徒歩10分以内の高アクセスです。国立科学博物館付属自然公園と隣接しており、付近一帯は緑で覆われています。高速道路と目黒通りが交差する位置にあるため、車の騒音がちょっと残念。

アクセス

JR山手線・東急目黒線「目黒駅」東口から徒歩7分。
都営三田線・メトロ南北線「白金台」1番出口から徒歩6分

東京都庭園美術館の基本情報

入館料
・展覧会により異なる展覧会詳細はこちら
※展覧会チケットで庭園も入場可

ちなみに、私が行った展覧会名は、建物公開『旧朝香宮邸物語』と『鹿島茂コレクションフランス絵本の世界』で当日券900円(庭園入場含む)でした。

 

庭園美術館 東京都庭園美術館 東京都庭園美術館

・庭園のみの入場料
一般200円(160円)

第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上無料
親子ふれあいデー(毎月第3土曜日と続く日曜日)
 18歳未満の子を同伴する都内在住者2名まで庭園入場料金半額

無料開園日
・10/1(都民の日)

所在地
東京都港区白金台5-21-9

お問合せ
03-5777-8600 (ハローダイヤル)

>>東京都庭園美術館公式サイトはこちら

 

あわせていきたい

 

①国立科学博物館附属自然教育園

 国立科学博物館付属自然教育園

 

 東京都庭園美術館に隣接している国立科学館付属自然教育園は、都内なのに手つかずの自然がこんなにあることに驚かされます。散歩しつつ森林浴が楽しめます。手を加えられた庭園ではなくそのままの自然がのこる森。こちらの森で日々の疲れをリフレッシュできます。

アクセス
JR山手線・東急目黒線「目黒駅」東口から徒歩7分
都営三田線・メトロ南北線「白金台」1番出口から徒歩6分

開園時間
9月1日~4月30日 9:00~16:30 (入園16:00まで)
5月1日~8月31日 9:00~17:00 (入園16:00まで)

休園日
毎週月曜日 (ただし、祝日・休日の場合は開園し火曜日が休園)
祝日の翌日(ただし、土・日の場合は開園)
年末年始(12月28日~1月4日)
※上記の休園日でも臨時開園することがあります。休園日はこちら

入園料
一般・大学生 310円
65歳以上、18歳未満は無料(要証明書等)。

無料入園日
5月4日(みどりの日)
5月18日(国際博物館の日)
11月3日(文化の日)

所在地
東京都港区白金台5-21-5
TEL:03-3441-7176 (代表)

>>国立科学館付属自然教育園公式サイト

 

②松岡美術館

 貿易商だった松岡清次郎さんが一代で財を築き収集した2400点に及ぶ絵画・彫刻・陶器・磁器等の私設美術館。中国陶磁器・ガンダーラ・インド彫刻・現代彫刻等多岐にわたります。

 こじんまりした美術館ですが見ごたえ十分。すいているのでゆっくり観賞できます。

 目黒通りの白金台交差点からプラチナ通り(外苑西通り)を恵比寿方面に進み、Oliveスパの看板の所を左折するとすぐ松岡美術館があります。東京都庭園美術館から徒歩8分くらいです。

 

松岡美術館
松岡美術館入り口
Olive Spa
プラチナ通り沿いのOlive Spaが目印

 

[松岡美術館]
開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:一般800円/65歳以上・障害者700円/         
    中高大生500円(20名以上の団体は各100円引)
所在地:東京都港区白金台5丁目12番6号TEL     
TEL:03-5449-0251 

>>松岡美術館公式サイト

 

③八芳園

 八芳園はザ・定番結婚式場ですが、レストランもいいです。庭園がすごくきれいで散策もできます。レストランから庭園の木々を眺めながら食事できます。2年前『Thrush Cafe』で母の誕生日ランチをし、とても喜んでもらえました。少しお高いですが、優雅にのんびりお食事が楽しめるのでおすすめ。

 ただ、目黒駅まで徒歩20位かかるのでタクシーかバスがいいと思います。庭園が大きいので館内にはいるまでは案外時間がかかるので結婚式に出席される方はご注意ください。

アクセス

JR山手線・東急目黒線「目黒駅」東口から徒歩20分。
都営三田線・メトロ南北線「白金台」1番出口から徒歩5分
都営バス品93「白金台駅前」徒歩5分

※JR品川駅高輪口より、専用シャトルバスも(土日祝日のみ)

所在地:東京都港区白金台1-1-1
TEL:03-3443-3111 (代表)

>>八芳園公式サイト

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 今回は、目黒区白金台にある東京都庭園美術館をご紹介しました。

 いつか行こうと思いながらなんだか行くチャンスを逃していることってありませんか。

 本記事をきっかけにまたいつかと先延ばしせず、えいっと東京都庭園美術館に行ってみて下さいね。

 今回は以上です。

 最後までお読み下さりありがとうございます。

>>東京都庭園美術館公式サイト

Posted by oregon37