海外旅行で外貨両替はどれが一番お得な方法か検証してみた
最近ベトナム中部のダナン・フエ・ホイアンを旅してきました。
海外旅行に行くときは、空港で1~2万円を外貨に替え、現地ではなるべくクレジットカードで支払い、足りないときは現地の銀行で下ろすのがわたしのスタイルです。
最近は空港での外貨両替は手数料が高いから海外でキャッシングという声が多く聞かれます。
外貨両替について何がお得なのか検証してみたのでシェアしたいと思います。
海外旅行で外貨両替はどれが一番お得な方法か検証してみた
今回ベトナムドンを羽田空港で両替しようとしたところ、かなりレートが悪くキャンセルして少しだけ米ドルに替えて行きました。
ベトナムドンのようなマイナー通貨は取り扱っている銀行も少なくメジャーな通貨にくらべてかなりレートが悪いです。
なので最近は、海外でキャッシングするという声が多く聞かれるようになっています。
キャッシングというと、あまりよいイメージはないのであまり使いたくないのですが、すぐに返済すれば利息も大したことないので海外旅行のときはいつもキャッシングという友人もいます。
以下にどの両替方法が最もお得かを検証していきたいと思います。
検証の条件
検証の条件は、以下の通りです。
1USドル=100円
5万円をUSドルに両替した場合の受取額
海外キャッシング利用時(エポスカードの場合)
わたしは、エポスカードのヘビーユーザーなので、エポスビザカードで計算してみたいと思います。
・年利18パーセント(30日で計算)
・海外ATM手数料:220円(1万円以下の引き出し100円)
・外貨取り扱い手数料:Visaの実効レート×1.63%
とりあえず30日分として利息計算します。
50000円*0.18÷365*30=740円
海外ATM手数料は1回=220円
エポスカード手数料合計960円(740+220)
50,000円-960円=49,040円
キャッシングの際の為替レートですが、Visaの為替レート×1.63%(エポス手数料)になります。
1USドル=100円のときのVisaの為替レートがいくらのかわからないのですが、100円よりは高いことは間違いないとはおもいます。仕方ないのでここではVisaの為替レートも100円として計算します。
100*1.63%(外貨取り扱い手数料:Visaの実効レート)=101.63
49,410円÷101.63=486USドル受け取れる計算になります。
ちなみに、海外でエポスビザカードで買い物をした場合の換算レートは、上記キャッシングと同じVisaの為替レート×1.63%になります。
クレジットカード利用は、利息(一括で期限日までに支払った場合)と海外ATM手数料がないので海外キャッシングよりお得に支払えそうです。
もし海外でキャッシングしなくても、エポスカードは持っておいた方がいいです。
なぜかというと持ってるだけで海外旅行保険が年会費無料でついてくるからです。ロシア、ポーランド、ルーマニア等海外旅行保険必須の国があります。知らずに保険未加入で入国拒否されないためにもエポスカードに入会しておくといいです。
海外旅行保険でおすすめなのはエポスカード!年会費無料で自動付帯
国際銀行カードで現地ATMから現金をおろす(プレスティアゴールド)
SMBC信託銀行プレスティアゴールドで現地ATMから現地通貨を引き出した場合、上記条件ではいくらUSドルを受け取れるのかを計算してみます。
プレスティアでは、Visaの定める為替レートに事務手数料(3.0%)がかかります。 海外ATMご利用手数料は無料。
プレスティアの手数料は、エポスカードの1.63%より高いですね。
1USドル=100円のときのVisaの為替レートがいくらかわからないですが、100円よりは高いことは間違いないとはおもいます。仕方ないのでここではVisaの為替レートも100円として計算します。
100*3.0%=103円
50,000円÷103円=485USドル受け取れます。
日本の空港で両替する場合
だいたい日本の空港で日本円から米ドルへの手数料は、3.0%~といわれています。
2020年2月1日で確認してみます。
みずほ銀行の1USドル=112円
Transwaseで実効レートチェックすると1USドル=108.36。
112-108.36=3.6
この3.6円がこの日のみずほ銀行の為替手数料ですね(3.6÷112=3.2%)。
1USドル100円の場合にあてはめると、1USドル=103.6になると仮定し計算します。
50,000円÷103.6=483USドル受け取れることになります。
検証結果
海外キャッシング、現地銀行での引き落とし、日本の空港での両替の3つでシュミレーションした結果、為替手数料は大差がないことがわかりました。
1USドル100円であれば50,000円両替すると、約US$485受け取れます。
海外キャッシングのレートがすごく安いと聞いていましたが、もろもろ総合的に見るとそうでもないですね。
空港の銀行の為替レートは3.0%~のようなので高いような気がしますが、
海外キャッシングの際の為替レートは、
基準レート(Visa、マスターJCB各社で異なる)
×
各クレジットカード会社のレート
(エポス1.63%、楽天1.63%)
になります。
Visaやマスター等の基準レートがいくらなのかによりだいぶ変わりますし、
また、海外キャッシングには
+ 年利
+ 口座手数料
がかかります。
なので、クレジット会社のレートを聞くと1.60~2.0くらいなので空港の3.0%~に比べると海外キャッシングの方がお得そうですが、総合的にみると空港での両替とあまり変わらないです。
日本からたくさんの現金を持って海外にいくのは危ないので、空港での両替は必要最小限にし、足りなくなったら現地でキャッシングなり、国際キャッシュカードがある人は現地で下ろすのがおすすめです。
以前、フィリピンのエルニドでクレジットカードが使えず現金を下ろそうとしたら、ATMに現金がなくてお金が下ろせず困ったことがあります。そのときの様子を別記事に書いていますのでよかったらお読みくださいね↓
また、念のためクレジットカードも2枚は持って行きましょう。
キャッシングの際は、ご自分の上限金額の確認と、暗証番号の確認はお忘れなく。
今回はメジャー通貨の米ドルでシュミレーションしましたが、マイナー通貨のベトナムドンやトルコリラ等は空港での取り扱いが少ないこともあり、為替レートもかなり悪いので現地空港で両替するのがおすすめです。
最後までお読み頂きありがとうございました。